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読書めも 『カフェインの真実』

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◯カフェインって恐ろしい。

 

この本を読み終えた感想はこれに尽きる。

ぼくは偏頭痛持ちであることもあって、カフェインを常用している。以前は錠剤タイプのカフェインを服用する形をとっていたが、依存してしまいそうだったので、コカコーラに移行してる。プラセボ効果も相まってか今では偏頭痛をほとんど克服したと言って良いだろう。

 

カフェインの真実を読み終えた感想をまず書いていこうかな。何回かに分けてカフェインについて考えを巡らせていこうと思う。

 

 

もともとカフェインは古代には神官や呪術者など、一部の限られた人たちが伝承された専門知識や経験に基づいてカフェインを使いこなしていたと思われるが、現代では一般の人たちも手軽に利用できるようになり、カフェインにまつわるさまざまな問題が生じている。

 

現代社会でカフェイン問題が生じている根本的な原因は、誰もが魔法の粉を簡単に手に入れることができるようになったにもかかわらず、私たち一般大衆がその適切な使い方をいまだに身につけていないことだと言えるだろう。今日の法医学の授業でもその問題について触れてました。後日書きます。

 

 

コーヒーに代表されるカフェイン飲料は人体に必須なものではないのに、世界中で多くの人たちが買い求める人気のある嗜好品だ。著者はその人気の源をカフェインの刺激だと考えている。そして、コーヒーのようなカフェイン飲料はその精神的満足を与えてくれる嗜好品の代表と言えよう。「良いコーヒーとは、悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、愛のように甘い」と、フランスの政治家タレーランが言ったそうだが、背徳の欲求のように思える。カフェインに限らず、かくも欲というものは限りなく拡大していくものらしい。人間は自分たちの欲を今後どのように制御していくのだろうか? これはカフェインに限った話ではないとおもう。

 

 

 

 

カフェインは厚生労働省により食品添加物として使用することが認められており、既存添加物名簿に収載されている。

本書で示されたように、カフェインはさまざまな問題をはらむ物質なので、消費者が賢い使用法を身につけて付き合っていくことを著者は訴えている。さらに、人によって、またそのときの健康状態によってもカフェインの効き方が異なることから、一度に摂れる分量も大きな課題となると思われる。日本でも、カフェインを含む栄養ドリンク剤が長年販売されてきたが、容器も小ぶりで、特に成人男性向けの販売戦略をとっており、重大な健康問題が起きたという話は聞かない。
こうしたことを考え合わせると、カフェインの賢い利用法とはせんじ詰めれば、消費者は自分の体質や健康状態に見合った摂取量を知って利用することと、製造・販売者は米国で売られているような大容量の製品の製造・販売を控えることと言えるかもしれない。
薬物を摂ることが習慣になり、それをやめられない状態を一般的には「~中毒」と言うことが多い。しかし、医学の分野ではこうした状態は、「dependence(依存)」、「addiction(依存症)」、「poisoning(中毒)」のように区別して使用されている。このうち、「依存」は主に身体的に依存している状態、「依存症」とは心身ともにその物質なしでは過ごせない状態、また「中毒」とは過剰摂取などによって生じる急性の心身的症状を指すようだ。専門家が述べた内容の訳語としては、上記の区別をするように心掛けた。しかし、著者は「意図的にaddiction という用語を使う」と断っているので、広義の意味で使われている場合には、「~中毒」という一般的な用語を使用したときもある。

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