この前クラ会があり、担任の泌尿器科の先生と話し出たんだけど、新専門医制度ってよくわからなすぎて怖いね。詳しくは専門医機構のサイトへどうぞ。一般社団法人 日本専門医機構
ぼくからはクラ会での収穫について話したいと思う。クラ会があった3日前くらいに担任の先生の下に一本の電話があったところから恐怖は始まるんだけども、「そちらの科でのプログラムで受け入れられる人数は二人となります。」
当初、泌尿器科の専門医のプログラムには五人の応募があったんだけど、五人→二人に専門医機構から変更しろというお達しがあったそうだ。つまり三人あぶれてしまったってことになる。もう後期研修迎える先生は右往左往だし、ぼくの担任も寝耳に水で右往左往。
専門医機構は専門医の偏在を是正したいらしく、都道府県ごとに専門医の人数を決めた。もともとは厚生労働省に丸投げしてたんだけどいざ新専門医制度が始まるぐらいになって応募できる人数を狭めてしまった。つまり、ある県のある科のプログラムにあぶれてしまったら三つの道しかない。
- その県の別の科のプログラムを探す
- 他の県のやりたい科のプログラムを探す
- 初期研修で留年する
この先のキャリアを決める大事な選択を三年目前にして決めていかないといけないのね。恐ろしいよ。
今回の人数削減にはもう一つ理由があって、この泌尿器科からは5年間で10人の専門医を輩出しているので平すと年間で二人がキャパだろってことになったらしい。
この新専門医制度は専門医の特別性をもっと強くしたいってのがコンセプトにある。今までは年に数回学会に行くだけで専門医を更新することができたんだけど、これからは手術の数とかもカウントに入ってくるだろう。
また、そうなると開業医の人は専門医を更新するのは難しくなるだろうし、専門医の資格がないとできないような手技に対して点数が重くなるだろう。開業医は儲からない時代に突入してくるね。
そして、初期研修での働き具合が後期研修に大きく関わってくるし、となると初期研修のマッチングも結構考えないとだな。
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