現在では幻の話とされているブラックジャック4巻の37話植物人間の回を運良く医学部の図書館で読むことが出来た。
現在ではからだが石にという話に差し替えられてます。
ただこれは一読をオススメします。
- 医学の限界
- 医学の倫理
- 患者firstはホントに大事か
などをこの一話に凝縮されている内容。今でも脳死、植物人間という話題は議論されている内容でこの話の当時では禁忌レベルの内容だっだのでしょうね。
内容に入る前に軽く植物状態がどうゆうカテゴリーに位置してるかを説明すると、脳🧠がダメージくらって、生きてるか微妙なラインになってる疾患ってイメージ。
トッペイは母と船で旅行中だったが、事故により沈没、なんとか救命ボートに乗ったものの、母は植物状態になってしまった。
医者には完全に脳死状態であると診断され、サジを投げられる。
しかし、母親思いのトッペイは受け入れることができない。
植物状態が1年以上続いた場合、症状は恒久的とみなされ、回復の見込みはないと考えられてきたけど、15年間植物状態にある男性が意識が回復したという症例はあります。
患者の悩みに付け込んでるよね。。。
ロボトミーみたいなことしているのかな?当時ならまだやりそうだけど、それを人間間で連結するなんて考えられない。
実際こんなことが出来たら、遺言とかの虚偽記載とか医師を巻き込んで出来ちゃうから、倫理的にはアウトぽいよね。
意識と覚醒は切り離されているものの意識の中にトッペイを入りこませることに成功している感動のシーン。
今現在の医学で説明できないことを、自分でわからないと認めることは時としてとても大事なことだと思います。
閉じ込め症候群の映画も観とくと良いよ。
同じような題材の映画として有名なのが
潜水服は蝶の夢を見る

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です。内容はうる覚えだが、雑誌の編集長が脳卒中になってしまって閉じ込め症候群になってしまったという話。OT目指してる学生は絶対見てるだろうけど、医学生はなかなかだよね。フランス映画って感じも好きです。
劇中にもあるけど、植物状態との違いは意識はあって、眼球運動とかも出来ちゃうってこと。
なので、非言語化されたコミュニケーションなら取ることが出来ちゃうんですね。
医学ってまだまだわけわからんことだらけだね。
治療覚えんの辛いとか勉強してる時は言ってるけど、医師の世界入ると治療無くて辛いの方が多いんだろうな。
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