「三大欲求忘れんなよー」みたいな話をこのブログでは書いてるわけです。三大欲求わすれないとモチベーションが上がるってだけじゃなくて、この前の疼痛緩和の講演会とかでもきいたんですが、実際に体内の慢性炎症が減って長生きしやすいことがわかってるんです。
三大欲求みたいな抽象概念は人間の脳にはオーバーワークなんで、難しいです。
ご存じ「WILLPOWER 意志力の科学」の先生、ロイ・バウマイスターさんの研究
バウマイスター博士による「人生の意味」研究としては、ほかにも「幸福は金で買えるが、人生の意味は金では買えない」とか、ぼくに多大な影響を与えてます。
生きるためのお金は大事だと思う。 #peing #質問箱 https://t.co/TCqeHI3cZT
— なかじ🐨 (@nakaji_med) 2019年5月15日
三大欲求=人生の意味
と捉えると、
どんな時に人生の意味を感じるかを調べてみたところ、
「だいたいの人に共通する4つのポイント」を浮かび上がった。
目的
なんらかの目的意識を持ってるかどうか。
「三大欲求大切!」や「幸せになりたい!」みたいな抽象的なものでもいいし、「1億稼ぐ!」みたいな具体的な目標でもOK。
とりあえず、どんな目標でも人生の意味は上がる。
といっても、いっぽうで目標設定にはダークサイドもありますんで、「正しく目標を設定するための5つの条件」などを参照したほうが良いかとは思いますが。
価値
この論文でいう「価値観」をざっくり引用すると、
なにが良くて悪いのかを識別するモラルの体系
なんか問題が起きたときに「これは自分的にナシだからやらない!」と即座に判断できるような指針が必要だって話。
病院実習中にも、この判断力を問われる場面がやたら出くわすので自分のモノサシを持ちましょう!
根拠は人それぞれで、宗教の戒律がベースになる場合もあるでしょうし、哲学を使ってもいいでしょうし、誰か尊敬する人をモデルにしてもいいでしょうね。
とにかく自分にとってのモラルの体型を固めておくのが吉。
有効性
ちょっとわかりにくい概念ですが、ひとことでまとめると、
周囲の環境に違いをおよぼせる、またはコントロールできる
ってこと。
僕の意見が通った❗️
部屋の掃除をしたらキレイになった❗️
筋トレして筋肉ついた❗️
でもいいですし、とにかく「自分の力で何かを変えられた!」と思えるのがポイント。
自尊
誰でも「自分は良き人間だ」と感じたいし、「価値がある人間だ」と思いたいわけです。なので、この気持ちを高めてくれるようなものごとであれば、それは人生の意味につながっていくんですな。
「他人から褒められる」
「作品が認められる」
「セルフコンパッションで自分を認めてやる」
とかでもいいし、自分をポジティブな視点から眺められるのが大事。
ってことで、「三大欲求わすれない」ために欠かせない4要素でした。
なんとなく、ぼくが書いたリーダー論に方向性がにてますね。リーダーはこの4要素を組織に与えられるかだとおもいます。
「なんか毎日に張り合いがないなぁ」とか「なんかモチベーションが上がらないなぁ」みたいな方は、とりあえず「自分の人生は以下の4つを満たしてるだろうか?」とか考えてみると、とっかかりになっていいんじゃないでしょうか?
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