なかじ🐨 (@nakaji_med) | Twitterです。2019年医師マッチングを終えて、何本か記事を書いていこうと考えてます。今回は『この病院でいいのか?』という悩みを解決する方法についてです。
マッチングという性質上、就活エリートが総取りという結果はありません。一位に指名したところにウエイトが高くなります。なので、この病院を一位にしよう!ってのがこの上なく大事。ぼくも中間公表前後で1位の病院を変えました🏥理由は後述します。
「病院見学、レジナビに結構行ってるけど、行き過ぎてよくわかんなくなってきている」「慎重になりすぎちゃう」「『この病院でいいのか……?』って迷いを解決する方法があったら是非」知りたいよね。以上を踏まえ今週はコーチングを医師マッチングに応用し、迷いを払拭する方法を書きます。結論としては、ポートフォリオを作るってことです。
そもそもコーチングとは何ぞや?
「答えは自分の中にある」という大前提のもと、その「答え」を引き出すため、コーチがクライアントに対して「質問」をするのがコーチングです。
そうそう、そして大事なポイントを書き忘れていました。コーチングは「行動ありき」です。「ぼくは彼女と近くにいるって事が第一優先事項」なので、自分の中にある答えに気付いたら、「じゃあそのためには、どのような行動を起こすべきか」と繋げていきます。
「果報は寝て待て」「待てば海路の日和あり」という諺もありますけど、コーチングの概念ではアウト。「待っていても行きたい病院は決まらない」「行動せよ」が、コーチングの基本です。
行動ありきなら何をする?
ひとくちに「行動」と言っても色々あります。ぼくがいつもやるのは「もっともカンタンに起こせる行動から着手する」というやり方です。
彼女と近いところで働くためにできることとして例えば以下3つの答えに気付いたとしましょう。
- 自大学に残る
- 地元の大学に行く
- 地元の市中に行く
- ど田舎の病院に行く
「もっともカンタンに起こせる行動」は、人によって全然違うと思います。一般的には「1」が多いのかな。では「もっともカンタンに起こせる行動」として、自大学に残る選択をするとします。その行動に+αで入局はどうする?という質問をくっつけます。自大学に残り、その後入局はどうするのか?
これまた人によって答えは全然違うと思います。入局するのは研修医が終わってからなので、見える世界も大きく違うだろうし、周りの環境も違います。今決めた答えが、2年後には別の答えになってるかもしれません。+αで作った質問にすると最初のもっともカンタンな行動ってのも変わってくると思います。
こうやって質問をどんどん+αしていく事でどの病院が自分に合ってるのか絞れてきますね。大きな質問に+αを重ねていく事でどんどん深い自問自答を作ることが出来ます。
周りで迷っている人は、
- ブランド病院が良い
- ハイポが良い
- 給料が良い
- 立地が良い
などを並行して考えてしまうので、思考が整理されず希望順位に右往左往しちゃっていました。
病院見学とかレジナビって、どんどん病院を知る機会が舞い込んでくるのが、逆に落とし穴なのでしょう。90点の病院とマッチングしても、「次に会う人は95点かもしれない」「98点かもしれない」「100点かもしれない」と、もっと良い出会いに期待しちゃうのかな。その結果なかなか決まらず、病院見学ジプシー化するのでしょう。
ぼくの例
ぼくも最初どの病院にするかとても悩みました。4年の終わり頃からレジナビや病院見学に行き出して、色々な可能性を探しました。
その最中もっともカンタンな質問を作りました。
『今の彼女とずっといれる方法は?』
- 自大学に残る 3位
- 地元の大学に行く 1位
- 地元の市中に行く 2位
- ど田舎の病院に行く 4位
思考を整理していくのが難しかったので、ブログにもまとめたりしました。いわゆるカップル2.0です。
ぼくの人生のポートフォリオを作る感覚です。病院選びに難渋してる人や頭良いのにマッチングが上手くいかない人はポートフォリオを作るのが下手くそな気がします。
次に+αの質問として入局について考え始めました。父親が整形外科でクリニックをやってるのでそちらの方向か?興味のあるマインドフルネスに関する事が出来そうな科にするか?
A.整形外科でも十分できる。
ってな感じで絞ってきました。
中間公表を受けたぐらいの時に、ぼくの家庭事情も色々変化がありまして、それも一つの要因ではありました。
まとめとしては、
- もっともカンタンな質問から答えていく
- ポートフォリオをよく考えて希望順位を作る
コメント待ってます!