どうも、なかじ🐨です。
内科を回っていると、朝に毎日持ち患者さんの状態を聞きに行くのです。そこでよく聞くのが、『眠れなかった』です。
ぼくは割とどこでもいつでも寝れるタイプですので、そんな悩みは共感できないんですが、医学部時代にもかなり不眠に悩まされていた人は多かったです。当ブログでも何回か睡眠についての記事を書いてるので、よく眠りたい人は読んでみて下さい。
不眠とは
オランダ睡眠研究室によhttps://www.thelancet.com/journals/lanpsy/article/PIIS2215-0366(18)30464-4/fulltextを読んでみると【不眠】には5つのタイプがあるようなんです。タイプ別に対策も違うので睡眠強者になれるよう、患者さんを不眠から守るべくまとめておきます。不眠とはなんなのか?ぼくは不眠ではないと思ってるので色々聞いたりしました。総括すると、眠るチャンスはあるのに、慢性的な睡眠への不満がある状態。眠りに落ちるのが困難で、途中で覚醒してしまうケースが多く、早く起きすぎてしまったり、目が覚めてもリフレッシュ感がない。ってイメージ。
5つのタイプ
★不眠タイプ1:試験前寝れないタイプ 19%
頭いい奴みんなコレよな。可哀想。不安や悲しみといったネガティブな感情をいつも抱いていて、人生の幸福度や喜びが低いせいで、ベッドに入ると目が冴えてしまって睡眠に影響が出る。うつ病にかかる人が多い。
★不眠タイプ2:敏感タイプ 31%
こんなにいるのは驚きです。雷で寝れない奴だよね。人生の幸福度や喜びのレベルは平均的だが、そこそこの感情的なストレスを抱えているせいで寝る前に覚醒状態になっちゃう。
★不眠タイプ3:感情失禁タイプ 15%
眠れるって幸せなことなんだよ。三大欲求の1つなんだしね。タイプ1とタイプ2よりもポジティブな感情が少ないせいで眠れないパターン。日常のストレスレベルはタイプ2と同じぐらいだが、とにかく喜びや嬉しさの感情を味わうのが苦手。タイプ2に比べるとうつ病の発症率は低い。
★不眠タイプ4:引きずりタイプ 20%
失恋した後に眠れないみたいな人生のネガティブな出来事が原因で不眠になっているパターン。
★不眠タイプ5:ズルズルタイプ 15%
行動を起こすモチベーションが低い。なにか問題が起きても対策を取ろうとしないせいでメンタルを病み、結果として不眠になっていく。40代に入ってから不眠になるケースが多い。
5つの対策
まだまだ勉強中なので、詳しくは書けませんが、タイプ別に対策を考えました。レジデントノートなど参照。
レジデントノート 2011年8月号 Vol.13 No.7 どう対応する? 処方する? 第1特集 入院患者の不眠/第2特集 急性期のせん妄
- 発売日: 2011/07/08
- メディア: 単行本
タイプ1=とにかくストレス対策!+お薬
タイプ2=認知行動療法+お薬
タイプ3=行動活性化療法などでポジティブな感情を増やす
タイプ4=スキーマ療法のように、さらに深めなテクニックを使う?+お薬
タイプ5=現実の問題解決の技法を学ぶ?+お薬
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