瞑想とかの本を読んだりしていると感謝することは幸福度につながるみたいな話はよく目にします。ポジティブに物事が進めば幸福度に影響するのはわかりやすい話ですがそれすらできない人がいるからこんな話が出てくるんだと思います。
研修中は失敗の連続であるので誰かに助けられる経験は非常に多いです。感謝、感謝の連続です。
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職場における感謝の効果って論文が面白かったので紹介します。
論文はコチラ➤How a gratitude intervention influences workplace mistreatment: A multiple mediation model
セントラルフロリダ大学の実験なんですが、351人に対して実験をしています。
参加者に対して感謝することを書いてもらった
よくあるやつです。感謝したいことや感謝したい人についてメモするってやり方です。
結果としては
職場の無礼な言葉が減った
他の同僚の影口が減った
他の同僚への侮辱的な行動も減った
という感じでかなりいい感じになってます。どうやら自分の感情や行動のコントロールがうまくいくようになったことに起因するようです。多くの会社では職員の行動をよくするためにかなりの時間を費やしているようですが効果はいま一つのようです。うちの研修病院でも最初のオリエンテーションの2週間は接遇に対してかなりの時間を費やしていました。民間病院なので他の病院よりはかなり異なった環境下にいることは事実でですが、2週間はかなり長いように感じました。この実験から感謝だけで職員の行動を改善させることができたのはかなりお得といえるように思えます。
クリニックを経営している父親にも言いたいところですが、いきなり朝の訓示とかで今日から感謝しましょう!なんて言っても気持ち悪いので実際みんなに普及させるのは難しいかもしれません。
この研究からは1日数分間のトレーニングで改善がみられるそうなので自分ひとりでこっそりやってみるのも一つの手ではないでしょうか。研修医に限らず忙殺されそうな毎日を送っている人にはランチ時間の数分間とか咀嚼の合間にしてみてはいかがでしょうか?うちの食堂はコロナ対策と言って、机をすべて同じ方向に向けられているので、みんなで会話するのが難しいので今が機会になってますね。
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