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無理難題をすぐ処理出来ちゃう人ってどんな頭の使い方をしているのかの研究

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問題解決能力って医者として働き始めると絶対的に必要な能力だなと痛感します。研修医が始まり、少し経つと医者ってルーティンワークばかりやんって思う様になるんですが、もう少し経つと、問題解決能力って大事だなと思うようになりました。周りは医学部に受かるような人たちですから、問題解決能力は一入なやつらばかりです。東大王なんか観てると超難問なんていってもすぐに解けちゃうんだから頭の構造どうなってんだ!

 

そこで参考になるのが、近ごろワシントン大学の研究がありました。「問題をすぐに解ける人は何が違うのか?」ってテーマに取り組んでくれていて、非常に参考になりました。https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/cogs.12941

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クイズサイトから拾ってきたものですが、こういった問題を解く時に脳のどこが活発に動いているのかを調べてみた。図形問題とかを解く際の頭の動きは

問題の中にどのようなパターンが存在するのかを特定する

パターンの中の重要な特徴を見極め、その特徴がどこに現れるかを把握する

そのパターンが現れるルールについて考える

そのルールが全体に当てはまるかどうかを確認する

みたいな思考の流れですよね。帰納法みたいな頭の動きになってるのかな。こういう考え方が得意な人は、現実的な問題を解くのも得意だろうと考えられるわけですね。東大王の方々はこの思考法がゲキハヤなんでしょうね。鈴木光さんなんかも、クイズを解く時、わからなかったけどパターンから導いた。みたいなコメントをしてるので、研究は正しいのでしょう。

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研究チームいわく、

脳が私たちを操る方向性には大きくふたつある。良いことに近づくか、悪いことから遠ざかるかだ。

君子危うきに近寄らず!

ってことで、「正解はどれだ?」という方向で答えを探すよりも、「間違いはどれだ?」って思考で答えを探す方が実りは多そうであります。

もちろん、これらは脳の無意識下で起きるプロセスなので、意識的に制御するのは難しい話なんですが、なにか難しい問題に出くわしたときは、

この問題を解くための最悪な方法や対策はどのようなものだろう?

いま考えている対策は、本当に機能しているだろうか?

パターンに当てはまっているだろうか?

って感じで間違い探しが上手って事ですね。頭のいい人ほど『それ違くないですか?』ってコメントが合いそうなのはそのためかもしれません。

 

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