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よくわからない頭痛の頻度の高い要因5つ!

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なかじです。

研修医2年目5月は脳外科を回ってます。3年目は整形外科を考えているので、動かないって主訴にどうアプローチするのか勉強しようと思ってます。んで、救急外来も対応する事があるんですが、やはり頭痛って主訴が多いです。脳卒中とかだと診断はわかりやすいですが、偏頭痛とか診断基準もありますが非典型例も多いんですね。

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事実、頭痛の原因と言われてるのは、フードアレルギー、寝不足、低気圧、栄養不足などもあるので、そりゃあもう明確な診断って難しいわけです。ぼくも天気悪い日は頭が痛いです。。。

「セファラジア」っていう国際頭痛学会の公式ジャーナルに、慢性の偏頭痛を左右する要因についての論文がありましたのでまとめをメモしときます。

Predictors of episodic migraine transformation to chronic migraine: A systematic review and meta-analysis of observational cohort studies

  • アルバート・アインシュタイン医科大学などの研究
  • 慢性片頭痛と相関する因子について
  • 月に15回ぐらいの頭痛が3ヶ月以上も続くような長期の頭痛

結論として、原因は以下に示しておきます。

  • 抑うつ
  • 不安
  • 睡眠障害
  • 肥満
  • 他の疼痛障害
  • アロディニア
  • 女性であること
  • 薬物の乱用
  • コーヒー
  • 生活上のストレス
  • 低所得

高頻度な5つの原因

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うつ病

慢性片頭痛に進む可能性が58%も高くなる。これは、かなり多くの片頭痛研究で広く観察されている現象で、まぁ間違いなさげ。

頭痛の頻度

頭痛の発作が月に5回以上になると慢性片頭痛に進むリスクが3.1倍になり、発作が月に10回以上だとリスクが5.9倍になる。

薬物乱用

薬物の過剰使用は、慢性片頭痛のリスクを8.8倍に増やす。

アロディニア

アロディニアとは、普通ならなんともないはずの刺激が痛みを引き起こす感覚障害のことで、例えば頭皮が過敏すぎるせいで髪のブラッシングにすら痛みを感じちゃうような現象が起きたりとか。アロディニアの患者さんが慢性片頭痛に進むリスクは40%増加する。ほかにも、アロディニアは暑さや寒さでも起こりうる。

低収入

収入が5万ドル以上の人は、慢性片頭痛に進む可能性が35%低下する。なんだかよくわからない現象ですが、救急外来いても生活保護の方がよくわからない頭痛が多そう。低収入のストレスで頭痛が悪化するからなのか、高収入な人は上等なケアが受けられるからなのかわかりません。

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