本記事ではMr.Childrenのアルバム【シフクノオト】収載のAnyを聴いての感想を書いていきます。
上辺ばかりを撫で回されて
急にすべてに嫌気がさした僕は
僕の中に潜んだ暗闇を
無理矢理ほじくり出してもがいてたようだ
先日父の事業(と書いておく)が父の理由で一時的にお休みなった。僕はというか、兄弟も知らんし、事業に関連する人すら知らないという状態であった。だが、世間は狭いものでそういった情報は巡り僕のところまで来るもので、また、事業休止というイベントに周囲からの疑問符、興味は当人ではなく僕に向けられる。直接被害を被っている人ばかりではなく、興味本位の割合が大きいとコチラも嫌気が指してしまいそうになった。
真実からは嘘を
嘘からは真実を
夢中で探してきたけど
世間が見ているもの
僕自身が見ているもの
ツマとか僕の身近な人間が見ているもの
リアルに見えるものが真実ってこともあるだろうけど、見せることで嘘を真実の中に隠すことだって容易にできてしまう。
今 僕のいる場所が 探してたのと違っても
間違いじゃない きっと答えは一つじゃない
何度も手を加えた 汚れた自画像に ほら
また12色の心で 好きな背景を描きたして行く
ちょうど今、結婚式の寿ムービーを作成の段になり、自分の生い立ちについて考えさせられる。
系譜だけ追えばいいようなムービーであれば深入りすることもないんだけど、作成の指揮を取ってくれているのがツマの父であるので、これをいい機会と僕のことを丸裸にしようとする。
なんで医者になったんだっけ?
今となるとさっぱりこの回答が出てこない。高尚な理由なんて持ち合わせていないことに気づく。面接でなんて答えたっけ?その場を取り繕い、自分というものに加筆していくことは簡単なのだが、結局は汚れていってるだけなんだと。
いろんな事を犠牲にして 巻き沿いにして
悦に浸って走った自分を時代のせいにしたんだ
「もっといいことはないか?」って言いながら
卓上の空論を振り回してばっか
医学部受験が年々加熱した時代に医学部受験がぶつかり、医学部受験することが一種のムーブになっていた感はある。一方で別の学部への憧れなんかは捨てきれずにいたわけで、どっちつかずにいたのは事実である。
そして僕は知ってしまった
小手先でやりくりしたって
何一つ変えられはしない
ただ、医学部受験は優秀な民族にとってみたら容易いものなのかもしれないが、二足のわらじをはいて完走できるほど僕のIQは高くはないし、一つのことに集中しなければ成し遂げられないことも人生の大きな学びであった。
今 僕のいる場所が 望んだものと違っても
悪くはない きっと答えは一つじゃない
「愛してる」と君が言う 口先だけだとしても
たまらなく嬉しくなるから それもまた僕にとって真実
医学部に入って医者として働いており、ツマとずっと一緒にいるこの生活は割りと満足した人生である。
さあ 手を繋いで 僕らの現在が途切れない様に
その香り その身体 その全てで僕は生き返る
Anyと聞いてすぐに思い出すのが中学時代の英語の授業だ。
Any=どんなものでも
という大和言葉のニュアンスがある。
Anyのあとに来る単語すべてがそのDimensionにおいて繋がっており、全てが人生なんだと思います。
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