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back number『水平線』を聞くと医療職としての共同体感覚が養われそう

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back numberの『水平線』を聞きました。僕なりの解釈を書いていこうと思います。

もともとは2020年に中止になったインターハイに関わる高校生20人からの手紙によって楽曲制作が始まった。2020年のインターハイはback numberの地元・群馬県で開催され、開会式では彼らの楽曲「SISTER」が高校生によって演奏される予定だった。コロナ禍によりインターハイは中止を余儀なくされたが、「開催に向けて頑張ってきたみんなを元気づけたいので、協力してもらえないだろうか」というのが、高校生たちからの手紙の内容だ。その手紙を受け取ったback numberのメンバーは、清水依与吏(Vo&Gt)が高校時代、陸上競技でインターハイを目指していたこともあり、楽曲を制作することを快諾。自分たちに出来ることは何かと考え、楽曲制作にとりかかり、未来に向けたエールを込めて作られたのが、「水平線」だったというわけだ。

楽曲はリリース(発売)という形をとらずに、開会式が予定されていた2020年8月18日にリリックビデオを公開。これは“高校生を中心に無料で誰もがいつでも聴きにこれるところに置いておきたい”そして“歌詞が届けばいい”という二つの理由によるものだ。2020年のインターハイの“応援ソング”となった「水平線」は、公開から1年で9千万回再生を突破。YouTubeのコメント欄には、「back numberは幸せな人だけじゃなくてその裏側にいる傷ついてる人にも寄り添って癒すような曲を届けてくれる」「辛いことがあったとき、上手くいかなくて凹んでるとき、 ここに来て5分12秒間この曲を聴きながら、コメント欄を見ながら 1人で泣きます」「勉強が辛い時、恋愛で悩んでる時、部活がきつい時、どんな時でもこの歌を聞くと励まされる」といった言葉が並んでいる。

この曲の歌詞を聞くと医師として働く上での大事な意味をもらったような気がして明日からも仕事を頑張ろうと言う気になれます。

出来るだけ嘘はないように どんな時も優しくあふれるように 人が痛みを感じたときには 自分のことのように思えるように
患者に対しての基本の立ち振舞ですね。医学部でも学びそうな正論から始まります。患者に寄り添った医療を行うためには患者にしっかり寄り添って嘘はつかず常に優しく、それでいて傷ついた心を自分でも共感で切るような振る舞いが必要になってきます。
正しさを別の正しさで 失くす悲しみにも出会うけれど
ただ正論ばっかりでは医療は成り立ちません。患者の置かれている環境であったり、医学的なアセスメント如何によっては正論が別の正論を奪っていくこともあるのです。
水平線が光る朝に あなたの希望が崩れ落ちて 風に飛ばされる欠片に 誰かが綺麗と呟いている
医者になって2年しか経っていませんが、同じ疾患名だとしても進行具合によっては片や完治して退院する人もいれば、一方でその場で亡くなってしまう方もいます。この『水平線』の主題にもなっていますが、水平線は海と空の境界でもあります。その境界上には喜怒哀楽があり、希望を失った人や、感動した人などたくさんの人が存在することを忘れては行けないのです。
医療職はみんな忙殺されていてついつい自分のことばかり考えがちですが日常の中で生きていることを再確認させてくれる曲になっています。
これから2番について語っていこうと思います。
自分の背中は見えないのだから 恥ずかしがらず人に尋ねるといい 心は誰にも見えないのだから 見えるものより大事にするといい 毎日が重なることで 会えなくなる人もできるけれど
やはり、僕は医者になって二年目なので、まだぺーぺーです。上級医や周りの医療職の人たちに間違っているところ指摘してもらいながら前に進んで成長していくしかないです。背中とは見えない部分ってところでしょうか。
透き通るほどに淡い夜に あなたの夢が一つ叶って 歓声と拍手の中に 誰かの悲鳴が隠れている 耐える理由を探しながら いくつも答えを抱えながら 悩んで あなたは自分を知るでしょう
医療の職業のことばかり書いて来ましたがふと思い出してくるのは、高校卒業してからの今までの道のりです。浪人もしました。医学部はストレートできたものの試験勉強は辛く、もしかしたら卒業できないかも知れないと思うこともありました。留年した人もいるでしょう。国試も受かりましたが、落ちた人もいるでしょう。
ぼくが次のステップに行くにつれてステップアップできなかった人もいることを忘れては行けないのです。それが僕なりに導いた共同体感覚であります。
誰の心にも残ることも 眼に焼き付くこともない今日も 雑音と足音の奥で 私はココだと叫んでいる
もちろんぼくが浪人したことやその時の感情を知る人は少ないでしょう。卒業試験が辛かったのもごく一部の人しか知らないでしょう。でも前に進んでいくことがぼくがぼくたらしめることになっていると思っています。ブログを書いているのも自分で自分がココにいると証明するために書いているのかも知れません。
水平線の先には悲しみだってあるし、喜びだってあります。涙を飲んだ経験は次に絶対生きてきます。涙を飲んだぼくの知らぬ誰かにも未来には喜びになってくれればと願っております。
最近歌詞のレビューにハマってます。意外とアクセスが伸びてきて先月比で800%以上伸びてます。よければ読んでみてください。

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