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muscle confusionはリハビリには使えなそうだという論文のレビュー

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将来、一次予防、三次予防に力を入れたいと考えているので、筋トレ方法については論文を読んでます。近々SNSでも話題になっていたのがマッスルコンフュージョン(muscle筋肉 confusion混在)という概念です。筋トレを何回行うかやどれくらいきつくやるかなどを変えたほうが筋トレの効果もあるんじゃないという仮説です。Front Physiol.2018 Jul 4;9:834.doi: 10.3389/fphys.2018.00834.のReview研究によるとどうもmuscle confusionは効果があまりないんじゃなかろうかという結果になってました。被験者に対して片方ずつ筋トレ内容を変えてみて結果どうかということをしてます。筋トレに関する研究では割とよく見られる手法で同一人物に対して左右で違うことをしてどちらが筋トレの効果があったかを調べるものです。筋トレをやっている身からすると左右で均一に鍛えるのって結構難しく、どうしても利き腕、利き足をより使おうとしてしまいます。ましてや左右で違うことをしているのだからホントに左右で対照できるのか疑問があります。

今回の研究では乱雑さを調べているので、こうした問題を払拭してくれそうなのでもってこいかも知れません。

muscle confusionに有意な結果は得られませんでした。ボディビルディングとパワーリフティングに焦点をあてた筋トレプログラムやピラミッドやドロップセットのような複雑なトレーニングを行った際にも同様に有意なものは得られなかったと報告された。

将来仮に高齢者に対してmuscle confusionを行うことを考えたら、ルーティンとは真逆を行くようなリハビリをすることになるので、現実的には考えにくいです。効果が乏しいようであるならば、わざわざやる必要はないかと考えられます。また、この手法にはやはり人によって効果にばらつきがあったようで、リハビリとかの万人受けするものには受け入れ難いと言えます。

 

 

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