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専攻医が始めたスポットバイトのメリット5個、デメリット2個

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今年から専攻医が始まったなかじです。研修医時代から話題になっていたのが、外勤先をどうするかって問題です。僕みたいに情報弱者になってしまうと取り残されてしまいますので、どんどん情報を掴みにいきたいと思ってます。

専攻医になってはじめて知った言葉にスポットバイトって言葉がありました。

確かに研修医時代に土日とかの日当直をしていると、常勤ではない先生がバイトをしに来てました。どんな風にウチの病院に来ているのかって少し疑問に思っていましたが、ペンディングしてしまっていた部分もあります。

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スポットバイトとは

スポットバイトとは、非常勤バイト(毎週ないし毎月行くバイト先)ではなく、病院からの依頼を受けて数時間から1日単位で勤務する勤務体系のことです。

僕のいる医局もそうですが、医局に入ってると斡旋してくれる場合が多いです。しかし、自分で獲得していくとなると、希望した場所や時間に募集がかかるかどうかは運の要素が強いです。使いこなすことができれば「当直明けの午後に数時間だけ働く」といったような自分の働きやすい時間に自由に働くことができるようになります。

スポットバイトのメリットは5個ある

1:自分の時間に融通が効く

日々の業務に加えて、先輩先生からクルズスをやっていただけたりすると、なかなか1日中丸々休みってのが取るのが難しくなってきます。外勤とはいえ1日中休みがなくなってしまうのは体力的にも厳しいものがあります。

そんな中で、午後の半休をとってスポットバイトをする、来週午後の外来がないからその部分をスポットバイトを入れるなどの自由が利きやすいのがスポットバイトの大きなメリットです。

昨今の働き方改革によって、有休もとりやすくなってきましたので、そのメリットを十分に生かすにはスポットバイトしかないと思います。

2:時間単価が高い案件が多い

常勤勤務先ではマクドナルドの時給の方が高いということが普通にあるのが医療業界の闇なわけですが、スポットバイトではそんなことはありません。

勤務内容にもよりますが、時給1万円からの案件が多く、専門性を要する募集では2万円などの高単価な案件もあります。

勤務時間が短くても十分な時給が発生するので、満足度が高い募集が多いのがスポットバイトの魅力です。

3:普段の外来ではできない経験が積める

これは時給というよりも、医師としての経験値、キャリアアップの話になります。

スポットバイトで募集される案件は多岐にわたり、救急当直、一般外来業務、健康診断だけでなく、AGA・EDなどの自由診療やイベント会場の医療スタッフなど、普段の勤務地では経験できないような体験が可能なものも多くあります。

個人的には今までCM撮影に同行したことがあり、テレビCMの撮影風景の裏側を見れるなど、非常に得難い体験ができました!

また、時間がある場合には遠い病院への当直などへ行き、小旅行を楽しんでいる人も多くいます。

4:非常勤勤務/常勤勤務につながりうる

研修医中に勉強しにいった診療所で来年移行バイトに来ないかというお誘いをされたことがある人はいるかも知れません。ぼくの研修病院にバイトに来ていた先生も来年以降非常勤として働かないかという打診を受けていたそうです。病院の採用側にしてみれば、医師募集サイトから応募されたよくわからない先生よりも、実際の患者さんへの応対・スタッフへの対応を見て安心できると判断した先生を優先的に採用したいですよね。特に、現在の常勤勤務地に不満があったり、医局を離れて転職をしてみたいと思っている人は、スポットバイトを利用して様々な病院へ行きましょう。また、自分の中で勤務してみたい病院がある場合には、スポットバイトで1日でも勤務できないかを調べてみるのも非常に良いと思います。実際に短期で働いてみると見えてくる病院の実際があるかもしれません。

5:休みたいときには休める!

これは、定期非常勤バイトとの大きな違いになります。

定期非常勤バイトでは自分が休みたい日には、かわりに代診してもらう先生を自分で見つけなくてはならないことが多々あります。

見つからなかった場合にはバイトを休むことができず、たとえば常勤勤務先での夏季休暇中、一日だけ非常勤バイトが入っていて長期旅行ができないなど、足かせになってしまうことも多いです。

その点、初めからスポットバイトにしておけば、休みたいときには休めます(勤務確定前が大前提ですが)。

この自由度の高さが、自分がスポットバイトを選んでいる最も大きい理由になりますね。一度知ってしまったら病みつきになりますよ~

スポットバイトのデメリットは2個

今の所考えるデメリットは2個あります。

1.勤務がなかなか確定しないことがある

スポットバイトは良い条件であれば倍率もあがってきます。その倍率故に好条件のバイトは給料を下げていくという現状もあります。求人から応募してみてもすでに埋まってしまっていたということは十分に有りえます。ひどい場合には、前日に不採用の通知が来て、時間が丸々空いてしまうことも。。。

対応/反応が遅い医療機関は大体決まっていますので、慣れてくるとそのような医療機関を外して応募するなどの対応が必要になることもあります。

2.長期で安定した収入にはならない

スポットバイトは、時給や勤務時間などが一定しておらず、定期非常勤バイトのような安定した収入にはなりません。

どうしても募集に波がある(検診は春先に多いなど)のが特徴になりますので、当然ですが一年間安定して勤務したい場合には向いていません。

スポットバイト特有の注意点

スポットバイトをメインに募集している施設では、どんな先生が来ても医療水準が安定するように、様々なオーダーがマニュアル化されていることが多いです。ぼくも分厚いルールブックのようなものをもらったことがあります。

普段使っている薬が使えなかったり、患者への病状説明を丁寧にすると事務からクレームが入ったり。。。施設ごとの文化がありますので、それを理解して安全な医療を提供する力が求められます。

いろいろな経験も、自分の中の引き出しを増やすと考えて楽しめるようになると、スポットバイトがさらに楽しくなってきます!!

ぜひ、バイト探しの際には検討してみてください。

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