追試後から帯状疱疹にかかってしまいました。
帯状疱疹6日目。小水疱。湿疹三角を進行中。綺麗にV1のみを侵食してます。
サンジョウオウジュ飲んで復活させます。 pic.twitter.com/U4EQ94lmCY— なかじ🐨nakaji (@nakaji_med) 2020年1月12日
割と健康優良児だと思っていたのですが、メンタルからか知りませんが、帯状疱疹になってしまいました。これって老人がなるやつだと思ってた。研修医になってからこれではアカンね。
思えば、医師の父親が病気になってるのをあまり見たことがない。医者の無養生なんて言葉の真逆に生きてるよね。医師って健康そうな人が多いイメージだけど、それは知識からくるのかはわかりませんが、なぜ健康か答えてくれそうなデータはありましたよ。人助けしてると肉体的苦痛に強くなるというんですな。スーパーマンみたいなこと言ってますが、お医者さんもそうなれるのが目標ではありますよね。
研究チームのテーマ
北京大学の研究チームは人助けはいろいろと手間がかかるのに、なんで多くの人はわざわざ他人のために行動するの?って疑問に答えるのがテーマ。ここでいう「人助け」の定義は「見返りを期待せずに人に親切にすること」。
利他的な行動に走る医師もいるかもだけど、科学者全般に言えるのね。
実験1
献血していた人たちに「注射針が刺さったときにどれぐらい痛かったですか?」と尋ねたところ、ボランティア活動を行っていた人は、そうでない人よりも針の痛みが小さかったと報告した。
実験2
寒い環境にさらされている被験者に「移民の子どもたちのためのハンドブックを改訂する手伝いをしてくれませんか?」と依頼したら、ハンドブック改訂の手伝いをした被験者は、寒さによる不快感のレベルが低かった。
実験3
数10名のがん患者に協力を頼み、ボランティアをしているグループとしていないグループに分類。全員に対して病気の苦しみのレベルを確かめたところ、ボランティアをしている患者さんの方が痛みが少ない傾向があった。
実験4
被験者たちに「孤児を助けるための寄付をしてください」と依頼し、その後で全員に電気ショックを与えたところ、寄付を行った被験者は電気ショックに対する脳の反応が小さかった。
全体的に「他人のために行動した人は身体の不快感が小さい!」って傾向があった。
fMRIを使って被験者の脳を調べたところ、利他的な行動を行った人たちは、痛みに反応する背側前帯状皮質と両側島の脳活動が有意に低下していた。利他的な行動には個人的なコストがあるが、この研究は、利他行動が本人の痛みをやわらげる効果を誘発する可能性を示唆している。
他人のために行動することは、本人にも「痛みの低減」というメリットをもたらすんじゃないか?ってことですね。
なんで利他的な行動で脳の活動が減るのか?
研究チームはドパミンの働きを原因のひとつに挙げております。
他人のためになる行動によりポジティブな感情が起動
↓
ドパミンが脳にあふれる
↓
ドパミンが痛みの感覚を鈍らせる
ぼくもドパミン出るくらい医道を進みたいものです。むかし書いたヘルパーズハイの話しによく似てるなとは思いました。はい。
ハーバード大の実験
上の論文があったので、載せときます。
10万人のデータからうつ病に関係ありそうな100の要因を比較しました。
結論としては
・なんでも話せる人がいると強い。深刻な問題を話すことができる相手がいる人や、友人や彼氏彼女、家族と遊ぶ回数が多い人。浪人中とかうつになりやすいんだな。ぼくも危なかった。
・座りっぱなしの時間を減らすのも、手軽な対策としては効果が高いよ!
・テレビの視聴と日中の昼寝のしすぎは、うつ病のリスクを有意に高める2大要因だから注意してね!
最近は出会い系で簡素な出会いをしてる人が多そうだけど、それだけではメンタル病んじゃいますよね。
コメント待ってます!