人事発表の季節になりました。と言っても自分の医局やぼくの数少ない友人からの事実しかなく実際には人事発表の季節がいつになるかは知りません。中には3月最後の日に言われたケースとかもあって人事って無慈悲だなと思うばかりです。当医局のローテーターの人事はローテート先リストを渡されて僕らで決めてというもの。人事というものは絶対的に不和の種になるので同期内で完結してしまったほうが人事担当的にも肩の荷は少しおります。逆に言えば、同期内で決めたものに対してどう決めたのかがブラックボックスである以上誰かがなんかを言う権利は持ち得てないでしょう。更に言えば、自分の代はくじ引きで上から順に選んでいくのですが、選んでいく過程で各々がどんなバックグラウンドを持っているかもわかりかねる状況であるために同期内においてもあれやこれたいう権利は持ち得てないでしょう。
なので、ぼくが考えるべきは自分の家庭内のことだけ。
- ぼくの共働きに対する考え方
- ぼくの育休どうするか
これらをまとめるべくアウトプットするために記事を書いています。
ぼくの人事を考える季節が来たということは、カノジョの人事を考える季節でもあるといことになります。医局が違うのでそれぞれ選択方法は違うので、あくまでも考え方について。
遠距離ということに関しては質問箱に質問を頂いたり、自分なりに考えたりする機会はありました。今回は性別の違いにおける働き方の考え方に関して整理していきたいと思います。
性別役割意識
内閣府男女共同参画局が性別による無意識の思い込み関するアンケート調査を発表しておりました。意外な結果になっていたのでぼくの意見を交えて紹介したいと思っています。
はじめに性別役割意識についてです。性別による無意識の考え方の違いなどをアンケートしたいものです。たしかにぼくもカノジョに優しくしているつもりではあるんですが、それが女性ゆえなのか、カノジョという一個人に対してのものなのかビミョーなところがあります。結婚するときにも散々考えたのですが、例えば、結婚したら男性側の名字になるとか。レストランとかで女性はソファ側にいないとなんか違和感が出て切れしまいます。こういったこともアンコンシャス・バイアスだと言えます。医者をやっていると忘れそうになるんですが、男はこう、女はこうって意識がどれくらいあるのかって調査です。男女で意見はそんなに食い違いはないようです。日本全体的に冷え込んでいるせいなのか、⼥性は結婚によって、経済的に安定を得る⽅が良いという項目がランクインしていました。男性は結婚によって・・・という項目がないのでそもそもこの項目自体にバイアスがかかってるとも言えるのですが、意識としては女性のほうが経済的に庇護対象になると捉えられているのでしょう。
職場における男女の意識の差
男性なら残業や休⽇出勤をするのは当たり前だ、同程度の実⼒なら、まず男性から昇進させたり管理職に登⽤するものだは、全体的に男性の方が割合が多く特に20-30代男性で「そう思う傾向」が強い。男性は働くもんだという意識が強く現れているのかもしれません。結構平等な職場で働いているので意識することは少なかったのですが、未だにこういう考え方が残っているとは驚きです。
ぼくの数年上の先輩医師の先生ではお子さんを設けている人もチラホラいますし、大学院に戻られる当方もチラホラいらっしゃいます。そのタイミングで育休を取ると表明している人もいて現代的だなと感じます。それだけのキャパがある職場ってこともあるのすが、周囲を見るとやはりキャパオーバーな科とかもあります。
アンケート調査の結果はこれまでの経過通りという感じになっていて、20代30代男性が昭和的な考え方を持っていました。これを昭和的と捉えるかはたまた若さゆえの血気盛んさ故ということもできます。歳を取るごとに管理職になってきて落ち着きをもってきたことやこういったアンケート結果に行儀よく答えてしまったことによるものかもしれない。
「男性は出産休暇/育児休業を取るべきでない」「仕事より育児を優先する男性は仕事へのやる気が低い」は、20代の男⼥間でも、 「そう思う傾向」に⼤きな差がみられました。
ぼくの場合夫婦で医師であり、産休・育休を連続して取得してもらうのは平等感にかけます。
ただ、哺乳類の役割を考えると適材適所があるとも言えます。
まだ考えがまとまってないのでここまでで。
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